ある一定以上の大きさの会場で、
ある一定以上の人数を相手に、話をする人が壇上に立ち、話を聞く場合。
その演者は、ある人は見栄を張り、ある人は時に威嚇的で、またある人は挑戦的な話し方をしたりする。
話を聞く私は、その人を見て、様々な感情や先入観を持ちながら聞いているんだな、と、ふと気づく。
報道を読む場合も然り。
先ず自分の感情が先にあり、その上で読んでいる。
報道の場合は、露骨に書き手の感情がタイトルに表れていたりする。
しかし、時に威嚇的で、挑戦的な態度の演者が、その人自身の鬱憤を発散するかのような攻撃的な口調で喋った内容の中にも
時に自分と180度考え方の違う感情で書き始められた、タイトルだけでも見るのに嫌気がさすような記事であっても
感情を横に置いて聞いたり、読んだりすると、玉石混交の「玉」が意外と入っていたりする。
共感は悪くない。必要な場面も多いだろう。
ただ、あまり感情を挟みすぎないようにしないと、
本当に大事な価値のあるものを、見逃して、あるいは聞き逃してしまう場合がある。
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