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群馬県前橋市の鍼灸・あんま専門治療院 すみれ堂治療院

すみれ堂ブログ

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帰省

夏休みは4年ぶりに父のいる四国へ行った。

生まれた場所でも、育った場所でもないが、故郷の感覚があるから一応帰省、ということになるのだろうか。

トイレ休憩位しかとらなくても片道11時間の旅。それでも道が良くなって1時間位短縮できた。

本州四国連絡線の神戸-淡路島-徳島間の(瀬戸)大橋は、いつ行っても不思議な感覚を抱く。

背中には神戸の夜景が広がり、目の前には淡路島や四国の森、山がとにかく近く感じる。

海外、とは本来文字通り「海の外」という事だろうが、ある意味四国も「海外」?などと考える。

夜中に車を走らせるせいで時の感覚が狂うせいか、はたまた父の住む町などが田舎すぎるのか。

帰ってきてから振り返ると、すごく昔のことのような、或いは本当に行ってきたのかさえ、

よく分からないような気がしている。

ただ、少し耳の遠くなった祖母が

私たちが帰るときに何度も頭を下げていて、手を握ったら思いのほか冷たくて

記念に撮った写真と、その感覚が、確かに四国へ行ったのだと思い出させる。

色んな意味で良い休暇だった。

年度の後半戦、頑張ろうと思った。






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感情

ある一定以上の大きさの会場で、

ある一定以上の人数を相手に、話をする人が壇上に立ち、話を聞く場合。

その演者は、ある人は見栄を張り、ある人は時に威嚇的で、またある人は挑戦的な話し方をしたりする。

話を聞く私は、その人を見て、様々な感情や先入観を持ちながら聞いているんだな、と、ふと気づく。

報道を読む場合も然り。

先ず自分の感情が先にあり、その上で読んでいる。

報道の場合は、露骨に書き手の感情がタイトルに表れていたりする。

しかし、時に威嚇的で、挑戦的な態度の演者が、その人自身の鬱憤を発散するかのような攻撃的な口調で喋った内容の中にも

時に自分と180度考え方の違う感情で書き始められた、タイトルだけでも見るのに嫌気がさすような記事であっても

感情を横に置いて聞いたり、読んだりすると、玉石混交の「玉」が意外と入っていたりする。

共感は悪くない。必要な場面も多いだろう。

ただ、あまり感情を挟みすぎないようにしないと、

本当に大事な価値のあるものを、見逃して、あるいは聞き逃してしまう場合がある。



水毒

日本漢方と中医の湯液の大きな違いは、津液の病証の捉え方にある気がしている。

中医では津液不足を津虚→陰虚と展開し、津液の停滞を飲→湿→痰湿→痰濁と展開させている印象を持つ。

日本漢方の津液の病証は「水毒」。

これは陰虚でもあり、痰湿でもあるということ。

臨床では部分的な陰虚と部分的な痰湿の混在する例があると考えている。

これは日本漢方のいう水毒としてとらえても良いだろうし、上記のように捉えてもよさそう。

治療は・・・

これも多湿な日本故か、「めぐらせて偏在を取る。同時に過剰な津液は排泄させる。」

これに尽きる気がしている。




連休

小学生位から、多くの人が思ったであろう

「来年の夏休みこそは7月中に宿題を終わらせて、終了間際にバタバタしないようにしよう。」

という思い。

この連休前、私は休みになったらあれをして、これをして…と考えていたけれど

やっぱり終わってみたらその殆どが手つかずだった。

とは言っても、それなりに楽しんだし

それなりにするべきこともした訳だし

と、肯定的に振り返ることができる、という

良いんだか、悪いんだか、の大人になった私。

とにかく、GWが終わり、仕事に追われる毎日が来ることが、

追われている方が、成果が上がりやすい平平凡凡な私にとっては

ありがたくも、ある。

原点

原点回帰、とは言うは易し、行うは難しという感がある。

私にとっての原点の1つは、体の弱い母をなんとかしたい、という事であったかも知れない。

私は高校を出て直ぐに家を出たから、母と暮らしたのは18年間。

鍼灸按摩の免許を取ってから3年目に母は亡くなった。

免許を取る前から、会うたびに治療はしていたけれど、年に1、2回が良いところで、

原点の1つである母の治療は、決して多くは行われなかった。

ただ、最後から2回目の治療の時に、腱鞘炎になった母の人差し指の治療をお灸でしたら、

「すごく良くなった」と初めて言って貰えて、そのことはとても印象に残っている。

香炉に線香をたてる度に、

私はその時の光景を思い出すのだ。

いつも無理はするな、とか、頑張りすぎるな、とかブレーキをかけてくる人で、

もっと進んで行きたい私にとって、それらの言葉は聞き流されるだけだったけれど、

鍼灸の勉強についてだけは、背中を押してくれていた気がしていた。

今の私には当時の母を治す技術があるのだろうか。

いつも線香のはく、煙を見ながら自身に問いかける、原点に対する答えは見つからないけれど

少なくとも、もっと力をつけたいと思う原動力にはなっていると思う。







「からだ」に働きかけることは、「こころ」を楽にすること。東洋医学の考えを使った健康のあり方を提案。
すみれ堂治療院のホームページ

院主:北上貴史

北上 貴史
自己紹介:
妻と4人の子供(全員男!)とにぎやかな
毎日を送っています。

趣味は鍼灸、漢方、仕事で完全な仕事人間ですが、休日は家族との時間を大切にしています。

好きなテレビ番組は「カンブリア宮殿」。
学生時代サッカーをやっていました。

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