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群馬県前橋市の鍼灸・あんま専門治療院 すみれ堂治療院

すみれ堂ブログ

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水毒

日本漢方と中医の湯液の大きな違いは、津液の病証の捉え方にある気がしている。

中医では津液不足を津虚→陰虚と展開し、津液の停滞を飲→湿→痰湿→痰濁と展開させている印象を持つ。

日本漢方の津液の病証は「水毒」。

これは陰虚でもあり、痰湿でもあるということ。

臨床では部分的な陰虚と部分的な痰湿の混在する例があると考えている。

これは日本漢方のいう水毒としてとらえても良いだろうし、上記のように捉えてもよさそう。

治療は・・・

これも多湿な日本故か、「めぐらせて偏在を取る。同時に過剰な津液は排泄させる。」

これに尽きる気がしている。




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鍼の歴史

鍼灸の歴史は約2,000年とも言われており、起源は中国という説が有力です。
日本鍼灸の特徴は、「鍼管」と呼ばれる管を用いて、細い鍼をソフトに刺す技術にあります。

灸の歴史

 灸の起源は実は鍼よりも古く、やはり中国といわれています。

日本でも江戸時代には本場の中国よりも盛んに用いられていました。
松尾芭蕉の「奥の細道」にも「もゝ引の破をつゞり、笠の緒付かえて、三里に灸すゆるより、松島の月先心にかゝりて・・・」と、庶民の薬箱に常備され、旅立ちの前の病気予防や疲労回復に用いられていたことがわかります。

 
本場中国よりも日本で発展したのは、気候風土との関係があります。
四方を海に囲まれ梅雨や秋雨のある日本は、湿気が多く湿気による病にかかりやすかったのです。

東洋医学では湿気は「湿邪(しつじゃ)」と表され、消化器( 「脾胃(ひい)」)を傷めるとあります。
経験的にそれを知っていた先人たちは通気性の高い日本家屋に土壁、障子を使い、更には胃腸に負担の少ない和食で「湿」を少なくしていました。
それでも取りきれない湿気に対し温熱作用と「気」をめぐらせる作用の高い灸を用いたのです。

 現代の日本にも「湿邪」は蔓延しています。
通気性の少ない住宅に脂っこい食事。日本人の胃腸はかつてないほど痛めつけられています。

すみれ堂では、その状況を鑑みて灸を多用しています。


「からだ」に働きかけることは、「こころ」を楽にすること。東洋医学の考えを使った健康のあり方を提案。
すみれ堂治療院のホームページ

院主:北上貴史

北上 貴史
自己紹介:
妻と4人の子供(全員男!)とにぎやかな
毎日を送っています。

趣味は鍼灸、漢方、仕事で完全な仕事人間ですが、休日は家族との時間を大切にしています。

好きなテレビ番組は「カンブリア宮殿」。
学生時代サッカーをやっていました。

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