今年のはり師きゅう師国家試験が終わった。
私の勤める学校では自己採点の結果全員が合格できた。
安堵する者、涙する者、喜びの声をあげる者の傍らで、私は少し距離を取り、道半ばに学校を去って行った者達の事や来年の事を考えていた。
学校の勉強は、ある意味とてもシンプルで、答えが必ず用意されている。
だから出題傾向を研究して、覚えるべき所をきちんと抑えれば、成績は向上する。
しかし、一度目指したこの道を歩み続けるには、相応の忍耐力や、ある種の割りきりが必要なのだと思う。
3年連続100%を達成した今、改めて自身に課すことは、入学者全員合格という、恐らくはどこもなし得ていない目標に向かって、間断なく自身と、周囲の方々を動かす努力を続けることである。
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