夏休みは4年ぶりに父のいる四国へ行った。
生まれた場所でも、育った場所でもないが、故郷の感覚があるから一応帰省、ということになるのだろうか。
トイレ休憩位しかとらなくても片道11時間の旅。それでも道が良くなって1時間位短縮できた。
本州四国連絡線の神戸-淡路島-徳島間の(瀬戸)大橋は、いつ行っても不思議な感覚を抱く。
背中には神戸の夜景が広がり、目の前には淡路島や四国の森、山がとにかく近く感じる。
海外、とは本来文字通り「海の外」という事だろうが、ある意味四国も「海外」?などと考える。
夜中に車を走らせるせいで時の感覚が狂うせいか、はたまた父の住む町などが田舎すぎるのか。
帰ってきてから振り返ると、すごく昔のことのような、或いは本当に行ってきたのかさえ、
よく分からないような気がしている。
ただ、少し耳の遠くなった祖母が
私たちが帰るときに何度も頭を下げていて、手を握ったら思いのほか冷たくて
記念に撮った写真と、その感覚が、確かに四国へ行ったのだと思い出させる。
色んな意味で良い休暇だった。
年度の後半戦、頑張ろうと思った。