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群馬県前橋市の鍼灸・あんま専門治療院 すみれ堂治療院

すみれ堂ブログ

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決断

このところ、数年に一度大きな決断を迫られる。

生きるか死ぬか、とか夜逃げしなきゃならない程ではないのだから

たいした大きさではないのだろうけど

自分の中では、数カ月に渡って苦しんだり、悩んだりしている。

1つの事を選べば、逆に他の1つを捨てなければならず

決めたつもりだったのに

ひょんな切っ掛けで、決めたことすらおぼつかなくなる。

つまる所、自分自身を分かっていないということなのだろう。


少し前、自分にとって悔しい出来事があり、その時色々考えた。

考えているうちに、ふと父を思い出し

若しかしたら父も会社員時代に悔しい思いに耐えながら

私達を育ててくれたのかな、と何故か思った。


父とはここ数年、冠婚葬祭以外で会うことは無く

会っても必要以上に話すこともなかった。

少し前に突然に、父方の祖母が徳島で育てた白菜と、大根と、

父が購入したと思われるキムチ鍋スープの素と、群馬県産の糸こんにゃく、椎茸が送られてきて

中に手紙も何も入っておらず、どうしようかと思ったけれど

久しぶりに父に電話して、孫の声を聞かせてやろうと思った。


子供に電話を代わった途端、孫の声を聞かず、一方的にひたすら話し続ける父の様子に

バカだな、と思ったら

何故だか涙が込み上げてきて、もう少し父を知りたく思った。


優柔不断で、自分の気持ちに揺れながら、

少し先延ばしにしてきた決断を

もうすぐしなければならないけれど

決めたことに不安や、もしかしたら後悔を抱きながらも

時間をかけながらでも、対応していくことができる自分を

父を見てきた経験から、想像することができる。





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役割

唐突な話。

林修先生という人がいる。

大手予備校の有名講師からテレビに飛び出して活躍中。

日本中の人が知る有名人だ。

大手予備校だから、多人数を相手に授業をする。ビデオに録画して、また沢山の学生さん達が観る。

だけど、世の中には少人数を相手にする方が輝ける、

人知れぬ先生がいる。

それは実力の優劣ではなくて、きっと、その人のお役目ということなんだと思う。


話は少し変わるけど。

私の師匠は1時間に5人もの患者さんを診る。

弁証のスピード、技術のきれ、話術・・・憧れると同時に圧倒される。

私は1対1でしか患者さんを診られないことに

ずっと劣等感を感じている。

でもきっと、それも、お役目。なんだと思う。


星が見えて

連休だったので、星が綺麗に見えるというキャンプ場へ行った。

星目当てに行くのは多分4回目。計画するたびに何故か雨が続いて3連敗中だったし、週間天気ではばっちり雨マークだったから、今回もダメかなぁ、と思ってた。

ところがところが、今回は見れました。直前に晴れてくれまして。

山の方だったから、空気が澄んで寒くって、長くは見てられなかったけど、国際宇宙ステーションの「きぼう」まではっきり見えた。

満天の星を眺めたら、小さな自分に気が付いて・・・
と書きたかったけど。

結果としては、ただ、「星が綺麗に見えた」と感じただけ。
眠くなってぐずりまくっている末っ子を抱っこしながら、この子を如何に早く寝かせようか、とか、自分もなんか眠いなぁ、と思いながら、とりあえず見た感じ。

でも

少し気づいた気がした。

星は、いつもそこにあるということ。
雨で見られなかった日も、前橋市の中心部でも、山の上でも。

たまたま、昨日は見れただけ。
見方や方法を変えれば、見え方が違う。ただそれだけのことなのだと。

色々悩んだり、考えたりして、停滞していたことも

少し見方を変えられそうな気がした。

季節は冬に向かって行くけれど、

私には確かに「きぼう」が見えた。






一年に一回くらい、無性に星が見たくなる。

小さい頃、父の出身地である徳島県の奥地にある、更に山奥の実家に、毎年のように連れて行って貰った。

ど田舎だから、ものすごく不便な所だけれど、私にとっては大切な場所。

夜になると誰も通ることのない道路にゴザを敷いて、仰向けになって眺めると、
天の川にぎっしり星が詰まっているのが分かった。

大宇宙、といったら言い過ぎかもしれないけれど、すごく大きなものを感じられた。


先日、ある方と「枠」について話していた。

「枠」とは、自分が自身を設定している「枠」で、

例えば、「自分は社会的にも、経済的にも成功する価値のある人間である」という「枠」を設けている人と

「自分は所詮小さな人間で、出来ることなんて何もない」という「枠」を設定している人

「枠」の大きな人の方がやはり成功しているが、その設定は難しく、

結局皆が皆と同じ位の「枠」にはまりたがり、ヒトと違う「枠」を設定している人のことを

無謀だ、とか、おかしな人、とか言って笑うのだ。

多分ヒトとの比較の中で、自意識は生まれるから、自分の「枠」をもつことは大事だ。

ただ、時にはその自分が勝手に設定して、きつくなった「枠」を外して、

もう少し大きな「枠」の中から自分を見てみたい。

そんな風に思ったら、星が見たくなったのだ。


星の綺麗にみえるという評判のキャンプ場に予約して、意気込んで行ってみたらすごい霧。

星空どころか、前方50mも見えなかったけど

そんな自分が、若しかしたら自分らしいと

少し、笑えた。






病院

5月に受けた健康診断で、心電図が要精密検査だった。

なかなか病院に行く時間がないから放っておいたが、子供が小さいので突然死する訳にもいかない。

仕方なく受診。

病院までは1時間もかかった。ろくに調べもしないで行って迷う私が悪いんだけど。

到着して診察室に通されたら、医師が「5番につけるかなぁ。」と言った。

診察室が5番だったから、私は「5番で違いました?」と聞いたら、「僕なら5番はつけないなぁ。」と言われた。

どうやら、「5番」は要精密検査の番号らしい。

「自覚症状はあるの?」と聞かれたから、
「強いて言えば、ごくたまに胸のあたりが少し違和感というか・・・。肋間神経痛だと思ってますけど。」と答えたら、「いや、自覚症状はないでしょ。」と言われ、矢継ぎ早に「胸の音聞くからシャツめくって。」と言われた。

私は頭に来たので、相手が聴診器で胸の音を聞いているのを分かっていながら「あなたが自覚症状があるのかと聞いたから、答えたんでしょう。」と言った。

医師は黙ってパソコンに「自覚症状なし」「心音に異常なし」などと打ち込んでいた。
心音なんて、私の声で聞こえていない筈だけど。

「超音波と心電図を取ってきて」と言われた私は、その必要がない筈なのに取られることに疑問を感じたけれど、この人に言っても仕方がなさそうなので、しぶしぶ取ることにした。

検査が終わって5番の診察室に戻ると、
「心電図でT波がもっと高い人なら、心筋梗塞の急性期とかなので、外来では診ない。あなた位の高さは僕なら要精密検査はつけないんだけど。毎年つけられるでしょう?」と言われた。

T波異常は初めてだし、以前は違う不整脈でひっかかったことがある。でもこの人に言うのは嫌だった。
「来年以降同じ項目で引っかかったら、来なくて良いということですね。」と確認し、帰ることにした。

診察室を出るときに、「ありがとうございました。」も言わずに出たのは初めてである。
無礼を無礼で返すなんて私も小さいなぁ、と自己嫌悪に陥りながら、帰りは迷わず30分くらいで帰れた。

帰って直ぐに、作って貰った診察券をゴミ箱に入れた。
二度と行くことはないだろう。

施設は綺麗。中身は残念。
自分自身への戒めとしよう。色々な意味で。








「からだ」に働きかけることは、「こころ」を楽にすること。東洋医学の考えを使った健康のあり方を提案。
すみれ堂治療院のホームページ

院主:北上貴史

北上 貴史
自己紹介:
妻と4人の子供(全員男!)とにぎやかな
毎日を送っています。

趣味は鍼灸、漢方、仕事で完全な仕事人間ですが、休日は家族との時間を大切にしています。

好きなテレビ番組は「カンブリア宮殿」。
学生時代サッカーをやっていました。

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